ミニバスの乗り方

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コタキナバルの路線バス「ミニバス」には写真のようにバンのものと、小型バスのものの2種類あります。バンは運転手さんに、バスは車掌さんがいるので車掌さんに払う、という点以外は乗り方はほとんど一緒です。

ワワサンプラザ横にある街のミニバスターミナルは2014年現在改修工事中で、現在の仮ターミナルは大雑把に分けて町の南方面に向うオレンジラインのバスがプロムナードホテル隣の海王城の前の通りから、北方面に向うブルーのラインのバスがホテルシャングリラの近くから乗れます。が、路線によって停まるバス停が違ったり、始発のバス停では乗客が一杯になるまで出発しないので多少注意が必要です。

路線は番号と行き先が車体に書かれていて、1番はリカス方面行き、15番はスンブラン、16番はタンジュンアル…という風に決まっています。路線図や時刻表などはないので、乗る前にバス停で行き先を連呼している呼び込みのお兄ちゃんに行きたい場所を伝えて、どれに乗ればいいか聞いてみましょう。

どのバスもコタキナバルの町中のバス停を出発して、客を降ろしながら郊外へ走り、同時に客を拾いながら町中に戻ってくるという巡回ルートなので、ずっと乗っていると街まで戻って来れますし、知らない場所で下りてしまっても、また対向車線からバスに乗れば街に戻って来れる仕組みになっているので、ちょっと冒険して目的地もなくぶらりバスの旅、もなかなか面白いものです。

運賃は基本的に路線ごとにどこで下りても均一料金で、RM1.5程度。周りの人がいくら払ってるか見てればだいたいわかりますし、わからなければ何も言わずにRM5でも渡せば、ちゃんとお釣りをくれます。

とはいえ、自家用車が普及しているコタキナバルにおいて、バスは正直なところ地元の人はほとんど使わない低所得者層向け(乗客のほとんどは出稼ぎ外国人)の交通手段です。日本人同士で車内で騒いだり、運賃を払うときに大金をちらつかせたり、若い女の子が男の人の隣に座ったりすると、あとあと犯罪やトラブルに巻き込まれかねないので、上手く周囲にとけ込んでくださいね。わからないことがあれば周りの人に話しかければ、乗客の人も車掌さんも下りる場所を教えてくれたり、親切にしてくれるはずです。

バスはあくまでタクシー代を使いたくないバックパッカーさんやディープなコタキナバルを知りたい上級者向けの乗り物。コタキナバルの土地勘がない方や効率と安全を取る方にはタクシー利用をおすすめします。

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