マレーシアの市販薬

海外旅行には常備薬を持って来られる方がほとんどだとは思いますが、体調を崩したり、怪我をしたりして急遽薬が必要になることもあるかもしれません。必要にならないのが一番ですが、万が一に備えて現地の薬局やドラッグストアで売られているマレーシアでよく使われている薬をいくつかご紹介します。

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まずは解熱剤&痛み止め。といえば、海外ではポピュラーな解熱鎮痛剤「パナドール/panadol」。非ピリン系解熱剤なのでデング熱にも使えますし、ちょっとした発熱から頭痛、歯痛、生理痛まで痛み止めとして一般的に使われています。スーパーでも大抵レジのあたりに置かれていてバラ売りでも買うことができます。子供用、女性用、効き目が早いタイプなどもあり。

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日本の「熱さまシート」もだいたいどこのドラッグストアにも置いてます。久光が海外向けに生産しており「Bye-bye fever」という名前で売られています。

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のどの痛みにはのど飴もスーパーや薬局で手軽に手に入ります。代表的なのはStrepsilsやFisherman’s friend。たいていスーパーのレジ周りに置かれています。小袋で各種フレーバーあり。

ヘイズ(煙害)の時期などマスクが必要になった場合は薬局でも売ってますし、センターポイントorワンボルネオのダイソーに行けば子供用から大きめサイズまでいろいろな種類のマスクが売られています。ただヘイズの場合、実際のところ効果のあるマスクは「N95マスク」と呼ばれる特別なマスクで、こちらではなかなか手に入らないので、喘息などをお持ちの方でヘイズが心配な場合は日本で調達してきた方が確実です。

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お腹を壊したときは、マレーシアの正露丸的存在「PIL CHI-KIT/ 安徳風痧濟急丸」。目立つパッケージなのですぐ見つかります。小分けになった袋の中に小粒な正露丸みたいなのがいっぱい入っていて一回一袋全部飲みます。正露丸より小さいから飲みやすいような、ぽろぽろこぼれるので飲みにくいような。胃痛、腹痛、下痢、嘔吐全般の薬で気休め程度には効きます。

お次は外用薬。

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切り傷、擦り傷、やけどなど皮膚のケガ全般に効くのは、マレーの秘薬ナマコオイル。言わずと知れたあのナマコのオイルですが、皮膚の再生を促し、ジャングルでヒルに噛まれたときの止血にも使われます。

なまこオイルのメーカーはいろいろありますが、だいたい黄色いラベルが貼られて「MINYAK GAMAT(ミニャガマット)」と書かれています。独特な匂いですが、こまめに塗っておくと傷が跡に残らず綺麗に治るのでなまこ石鹸とあわせてお土産にもおすすめです。

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虫さされに効くのはMINYAK KAPAK(ミニャカパック)。スースーするペパーミントがベースのオイルで、痒いとこや筋肉痛に塗るとスッキリします。こちらの人は車に酔ったり気分が悪いときにこめかみに塗ったり、眠気ざましに鼻の下に塗ったり、風邪のときには胸に塗って呼吸を楽にしたり…何にでも使いますね。超ミニサイズから大きめのボトルまでサイズいろいろ。

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東南アジアではおなじみのタイガーバームも同じような用途の軟膏で、こちらも薬局で各種売られています。

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キナバル登山後の全身筋肉痛に泣かされた場合には筋肉痛の塗り薬「アンメルツ」もありますよ。こちらではもっぱら「ヨコヨコ」と呼ばれてます。

これらの薬は、スーパー、薬局(PHARMACY)、ショッピングセンターに入っているwatsonやguardianといったドラッグストアで簡単に手に入ります。病院に行くほどではない軽い症状の際にお試しください。

ドラッグストアでは日焼け止めや虫除けスプレーも売られています。もし日焼けしすぎて全身ひりひりになってしまった場合は各ショッピングセンターに入ってるBODY SHOPなどでも保湿ローションが売られていますし、ボルネオ名産のココナッツオイルも日焼け後の保湿に効果的です。

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