コタキナバルの病院

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異国の地での病気、ケガ。旅先でのアクシデントはとても不安なもの。イザというときに少しでも余裕が持てるように、コタキナバルの医療情報についてご紹介しておきます。

まず、交通事故、水難事故などの救急の場合、特に指定して私立病院の救急車を呼ばない限り、通常は公立のクイーンエリザベスホスピタルかリカスホスピタルに運ばれます。私立の大病院と比べると公立の病院は設備が古くサービスも良くないので、入院や手術といった大掛かりな話になるようであれば、私立の病院に転院させてもらった方が良い場合もあります(そのかわり私立の病院はかなりお金がかかるので旅行保険に加入しておくと安心)。命にかかわるような事故に合った場合は日本領事館駐在事務所にも連絡を入れておきましょう。

コタキナバルで一番立派な病院はKJP という私立病院です。オープンしたばかりなので日本の病院にひけをとらない近代的な設備を持っています。手術やCTスキャン、入院などが必要な怪我や重病の場合は迷わずこちらへ。以前はサバメディカルセンター(SMC)という名前だったのですが、旧病棟(写真)を政府に売却し、隣に新しい病院を建ててそちらに移転しました。旧SMCの建物は現在は公立病院クイーンエリザベスホスピタルII として使われています。場所はダマイとリカスの間、街からタクシーで15分程度です。タクシーを捕まえてSMCと言えばまず知らない運転手はいないでしょうが、上記の通り最近移転したので間違えて隣のクイーンエリザベスIIの方に連れて行かれないよう注意。

ただこういった大病院の外来は専門医制で、急患を除けば基本的に予約が必要です。予約の受付も担当医ごとに窓口が違うので勝手のわからない旅行者がいきなり行くのはなかなか高いハードルがあります。

たいしたことはなさそうなんだけど心配なのでちょっとみてほしいという場合は町中の小さなクリニックに行った方が早く診てもらえます。街中にも○○clinic(マレー語だとklinik)と書かれた看板の出ている民間の診療所が沢山ありますので、とりあえず飛び込んで相談してみましょう。

薬だけ処方してほしいという場合は薬局に行くのが一番。Pharmacyと書かれている薬剤師さんのいる薬局なら英語で症状や欲しい薬を説明すれば、解熱剤、痛み止め、咳止め、下痢止め、下剤など処方してくれます。

コタキナバルには日本語が通じる病院や薬局はないので、説明に必要な単語を辞書やネットで英語を調べて書きとめておいて、それを見せながら説明するとスムーズに伝わるかと思います。

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