マレーシア観光税導入!(追記あり)

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以前からマレーシア国会で議論されていたマレーシア国内の宿泊客に課される観光税。ついに法案が通ってしまったようで、詳細の発表がありました。

Tourism Tax to be implemented on Aug 1: Customs department

とりあえず現時点でわかっている情報をまとめてみます。

8月1日より徴収開始結局8月からは実施されず、9/1より徴収開始。

外国人もマレーシア人も、観光目的かビジネス目的かなど関係なく、マレーシア国内の宿泊施設のすべての宿泊客が対象。 マレーシア人は除外され、外国人客のみに変更

・例外は観光局認可のホームステイ、ビレッジステイ事業、政府関係の宿泊施設、非営利の教育施設や宗教施設、10室以下の宿泊施設

・徴税額は 1室1泊につき

5つ星ホテル RM20

4つ星ホテル RM10

3〜1星ホテル RM5

その他のロッジや格付けされていない宿泊施設 RM2.50  ホテルのランクと関係なく一律RM10に変更

・登録事業者(宿泊施設)がチェックアウト時に徴収

すでにagodaや旅行会社のパッケージツアーで宿泊予約済みの場合、どのような扱いになるのまでははっきり書かれていませんが、おそらくホテルに着いてからチェックインかチェックアウト時に別途請求されそうです。マレーシアのペナンやランカウイでは以前から州独自で同じような宿泊税を徴収していて、その場合agodaなどのホテル予約サイトで宿泊料金の事前決済をしても「宿泊税は宿泊施設が徴収」と別扱いになっていたので。

マレーシアのホテルは現在でも宿泊料金の他に6%のGST(消費税)と10%のサービス料を取っているところが多いので、トータルの料金がどんどん高くなっちゃいますね。

ただいつもぐだぐだなマレーシアなので、システムを整えるのに時間がかかって実際の開始時期が遅れる可能性はなきにしもあらず…。まだまだ混乱が予想されますので、また何か詳しい情報が入り次第こちらやtwitterなどでお知らせしていきます。今後マレーシアに旅行予定の方は出発前に最新の情報をチェックしてください。

2017年8月9日追記)

8/1から導入との発表でしたが、結局各方面からの反対で8月導入は見送られ、今度は9/1からと観光大臣が再発表。ただし依然、サバ州、サラワク州は来年3月以降への延期を主張しており、本当に9/1からマレーシア全国で徴収されるのかどうかはまだ微妙な状況です。

2017年8月30日追記)

9/1からの徴収開始がほぼ決まったものの、
・デイユースの場合は?
・マレーシア人と外国人の家族や友達が同室に泊まる場合は?

など、細かい部分については政府関係者や旅行業界でも情報が錯綜しており、当分はホテルによって対応にばらつきが出そうな感じです。

9月前半にマレーシア国内の幾つかのホテルに泊まる予定なので、実際の状況を後日レポしたいと思います。

 

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