コタキナバル渡航にあたっての新型コロナウイルス関連情報(2020/3/11)


(出典:マレーシア保健省

現在世界規模で新型コロナウイルス感染症(covid-19)の流行が拡大しており、予定していた旅行に行けるのか?キャンセルするべきか?お悩みの方も多いかと思います。

各国の入国制限なども日々状況が変化していますので、ここで一度、日本からコタキナバルへの渡航に関する現在の情報をまとめておきます。

コタキナバルの状況(3月11日現在)

マレーシア国内ではこれまでに西マレーシアで、129名の感染が確認されましたが、うち25名は回復済み、死者はゼロです。
東マレーシアのサバ州(コタキナバル)、サラワク州では、これまで感染疑いの方への検査は行われていますが、本日現在陽性患者はまだ一人も出ていません。

これまでコタキナバルに来るインバウンド客の7割以上を占めていた中国・韓国からの入国が禁止されたため、観光客は激減しましたが、街は平穏で商業施設や観光施設も通常通り営業しています。

※現在観光客はコタキナバル市立モスク、サバ州立モスク、サバ大学モスクの内部見学はできません。

入国禁止措置 (3月11日現在)

コタキナバルのあるサバ州は自治州として州独自の入境管理を行なっており、現在マレーシア政府が出している入国制限より一段厳しい制限を行なっています。同じマレーシアでも西マレーシア(クアラルンプールなど)、サラワク州、サバ州でそれぞれ基準が違います。

入国禁止対象地域

 西マレーシア  サバ州(コタキナバル)
中国  湖北省、浙江省、江蘇省  中国本土
韓国  大邱広域市、慶尚北道清道郡  韓国全土
イタリア  ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリアロマーニャ州  イタリア全土
イラン  コム州、ギーラーン州  イラン全土
日本  北海道  北海道

いずれも、上記地域に過去14日以内に滞在・経由した人は入国不可。
滞在許可(就労ビザ、学生ビザ、長期滞在ビザなど)を持っている居住者の入国は可能ですが、到着後14日間は自宅待機。

というわけで、現在日本からコタキナバルに来られる場合、過去14日以内に中国、韓国、イタリア、イラン、北海道への渡航歴がない人であれば入国できます。日本からの渡航者は入国審査前に専用カウンターで検温や問診票を記入する必要があります。

フライト状況

入国制限とは別に、コタキナバルに来るためのフライトが一部欠航や変更になっていますので、フライトの状況にもご注意ください。

マレーシア航空 成田〜コタキナバル直航便、クアラルンプール経由便:一部減便あり
(2020年5月7日〜7月16日の成田〜コタキナバル直航便は運休。こちらはコロナウイルスと関係なく、去年から決まっていた運休スケジュールです。)

エアアジア 羽田、成田、関空、福岡〜クアラルンプール経由〜コタキナバル:一部減便あり
新千歳〜クアラルンプール間のエアアジアは北海道からマレーシアへの入国制限がかかったので利用できません。
(エアアジアでは日本発着の4月30日までの予約は①90日以内でのフライト変更、または②180日間有効なエアアジアのポイントでの払い戻し、も可能になりました。詳しくはこちら。)

ロイヤルブルネイ航空 成田〜ブルネイ経由〜コタキナバル:成田〜ブルネイ間、ブルネイ〜コタキナバル間ともに一部欠航が出ているのでご注意ください。(ロイヤルブルネイ航空HP

中国・韓国経由:欠航。入国不可

香港経由、台湾経由、シンガポール経由、マニラ経由などでの入国も可能ですが、フライト状況については各航空会社からの最新の情報をお確かめください。

以上をふまえると、予約しているフライトが予定どおりの運行で、北海道への滞在歴がなく健康な方は予定通り旅行されて問題なさそうです。
ただ感染の可能性がある方、高齢や持病をお持ちの方は旅行を控えた方がいいでしょう。

北海道への滞在の有無についてはあくまで自己申告になりますが、虚偽の申告はしないようお願いします。
パスポートの本籍(Registered Domicile)がHOKKAIDOになっている方は入国時に引っかかる可能性があるので(マレーシアには本籍という概念がないため居住地と誤解される可能性あり)、英文で居住地を証明できる公的書類(国際運転免許証など)をご用意されるなど、自己責任で渡航を検討されてください。

 

 

タイトルとURLをコピーしました