コタキナバルでシュノーケリング(島選びのポイントと注意点)

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コタキナバルに来られる方のほとんどが一日は島に泳ぎに行かれますが、お客さんから必ず聞かれる質問がこちら。「どこの島がいちばんおすすめですか?」

トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園はサピ島、マムティック島、マヌカン島、ガヤ島、スルグ島の5島からなり、海の透明度や見られる魚の違いはほとんど差はありません。海の青さは当日の天候や陽の差し方にも左右され、透明度は潮の流れ、前日に大雨が降ったかどうかなどにも左右されます。

なので人によってサピ島が一番綺麗だったというひともいれば、マムティック島の方が良かったという人もいたりします。行った日によって状況は変わるため、この島が一番おすすめです、とは答えられないんですが、あえて違いを挙げるなら…

サピ島

一番賑わってます。日射しの関係で海は一番青く見えます。ビーチの面積の割にツアー用のテーブルが多いので、人口密度は高いですが、ジェッセルトンポイントから一番近いのでボートの移動は短くてすみます。大トカゲを見たいならサピ島が一番遭遇率が高く、島に入って左奥のBBQの準備をしているあたりに午前中ノソノソと何匹も出てきます。

遊泳区域はブイが張ってあるのですが、桟橋からみて左側の魚の多い方のビーチは、ダイビング専用エリア、干潮時のみオープンのエリア、通常のシュノーケリングエリアと分けられたため、昔と比べて遊泳区域が狭くなっています。

マムティック島

サピ島と似た感じで、こちらも年々人が増えてきています。この島にはタンジュンアルシャングリラの宿泊客専用の休憩エリアがあります。シャングリラタンジュンアルにお泊まりならリゾー トの船着き場からマムティック島に行くのがおすすめです。桟橋から見て右側のビーチの先、ちょっと深くなるあたりが魚や珊瑚の多いポイントです。

現在ボルネオダイバースが何やら施設建設の工事中。

マヌカン島

マヌカン島はビーチが広いけど、上の2島と比べて珊瑚や魚は少なめ。入場者の統計を見ると他の島はローカルより外国人利用客が多いのですが、この島はそれが逆転していて、ローカルに人気のある島といえます。珊瑚や魚の密度は上の2島より低めですが、島の面積が広くて人口密度が低く、中華系団体客も他の島より少ないのでのんびりできます。ステラハーバーの系列会社が管理するレストランや宿泊施設もあり。

ガヤ島

国立公園に制定されているのは島の一部で、島の南側沿岸部はフィリピン系移民の住む水上集落になっています。東側の湾になっているエリアには「ガヤナエコリゾート」と「ガヤアイランドリゾート」がありリゾートのプライベートビーチになっています。一般の観光客が行けるのはサピ島に面している西側のパダンポイント。ジェッセルトンポイントから行けますが、ボートを出している会社が少なくツアー客も殆どいないので、のんびり過ごすことができます。海はサピ島より若干濁っていて魚や珊瑚はあまり多くありません。

スルグ島

残る一島のスルグ島は頼めばボートを出してくれる会社もありますが、こちらはほんとに何もない(珊瑚も、桟橋も、トイレも、売店も、日陰もなくライフガードもいない)ただの砂地なので、行っても10分でやることがなくなります。

各島へ個人で行く場合の行き方はこちらをご参考に。

海の綺麗さにこだわるなら上記のトゥンクアブドゥルラーマン公園より遠くなりますが、マンタナニ島が断然オススメです。あとは人の少なさとサービスや施設の綺麗さにこだわるならプライベートビーチのスパンガール島という選択肢もあります。


【注意1】
街から島に渡るボートは必ずジェッセルトンポイント(もしくはリゾートの船着き場)からご利用下さい。
フィリピノマーケット~ハイアット辺りの海沿いでボートの客引きをしているフィリピン人がいますが、これらは違法な無認可ボートで、観光客を乗せるライセンスを持っていません。2010年10月、セントラルマーケット裏からボートに乗った観光客がひとけのない島に連れて行かれ、金品を奪われる事件が起きています。ご注意ください。詳細はこちら→コタキナバル領事館からの安全情報

【注意2:女性の方へ】
若い日本人女性観光客のグループ(たいてい2〜3人)がボート関係者、マリンスポーツ関係者など島のスタッフたちからシュノーケリングに誘われ人気のない場所や沖に連れて行かれてしつこく口説かれたり体を触られたというケースが度々起きています。
日本人の女の子は断るのが下手で、特に友達も一緒だと、ひとりではない安心感からか愛想よくついて行ってしまう方が多いので、相手に「嫌がってないんだな。これはいけるかも?」と勘違いさせていることが多いです。ローカル男性グループにシュノーケリング(に限らず行き先がどこであれですが)に連れて行ってあげるといわれても、あとで嫌な思いをしたくなければきっぱり断って下さい。

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